ココロ・ボタン 第9巻40話 ネタバレ 無料試し読み

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【応援することと現実の40話】

コンビニで食べ物や飲み物を購入し、

古閑くんの家に向かいます。

もともとは、環さんの家出だったはずなのに、

いつの間にか、お泊り会の様子を呈してきて、

ついワクワクしてしまう新奈ちゃん。

新奈ちゃんの両親には、

古閑くんがテストのための

強化合宿と話してくれたので

彼女にとっては、

心置きなく古閑くんの家でお泊り会ができ、

楽しさも倍増です。

古閑くん家に着いて、

幸せに浸っている彼女の前に現れたのは、

問題集の山でした。

輝くような笑顔の古閑くんに対して、

目が点になる新奈ちゃん。

90点以上とってもらいますよと

新奈ちゃん両親に説明した古閑くんの言葉は、

取り繕ったものではなかったよう。

いつの間にか、速水さんも交えて、

3人で勉強会が始まります。

しかし、テストの山の話になった時に、

古閑くんと速水さんの意見が分かれ、

少し険悪なムードに。

はじめは、古閑くんが新奈ちゃんに

勉強を教えていたのですが、

参考書を取りに行くのに

古閑くんが席を外してもどってくると、

その席には、速水さんがいました。

速水さんが自分と同じように

新奈ちゃんに勉強を教えていたことに、

少し気分を悪くした古閑くん。

どうやら、このちょっとした

出来事が険悪ムードの大元のようです。

すると、お風呂上がりの環さんが

部屋に入ってきて、

お泊まりのお礼に夜食を

作ってくれるといいます。

どこか大和撫子の雰囲気を持つ彼女、

さぞかし料理も上手なんだろうなと思っていたら、

ところがどっこい、

お皿に乗って出てきたのは、

炭の塊でした。

仕方なく、古閑くんと速水さんが立ち上がり、

おいしそうなサラダと

ペペロンチーノを振る舞います。

改めて、家を飛び出して、

自分で何もできないことを申し訳なく思う、

環さんに速水さんは、

「帰れば?」

と一言。

耐え切れなくなり

席を立とうする彼女に、

古閑くんは、実は環さんのお母さんに

しばらく古閑くんの家に預かる旨

連絡してあることを伝え、

少し落ち着いて考えるように促すのでした。

夜、男女に部屋を分かれて消灯しますが、

以前、彼女の夢を聞いたときに、

闇雲に応援するとしか言えなかった自分が、

環さんになんと言葉をかけていいか分からず、

新奈ちゃんは、部屋を出てリビングに向へ。

たまたま、水を飲みに来ていた古閑くんに出会い、

自分の環さんに対する心の内を話します。

古閑くんは、ただ飛び出しても、

一人で何もできないことの現実を話しながらも、

応援してくれる人が居ることはその人にとって、

頑張れる理由になると自分の考えを

新奈ちゃんに伝えるのでした。

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ふたりの会話をリビングの

外から聞いていた、環さんは、

速水さんに、明日家に帰り、

自分の夢を叶えるために

母を説得することを宣言。

彼女のとって今回の出来事は、

自分だけでなく周りの意見を聞きながら、

自分で考えて進む決意に

つながったのかもしれませんね。
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