ココロ・ボタン 第6巻26話 ネタバレ 無料試し読み

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【 名前の26話 】

速水さんが

感謝を伝えてくれたこと、

そして何より

「ニーナ」

と名前で呼んでくれたことに、

驚きを感じる新奈ちゃん。

そして、

ふと古閑くんにも

「春日さん」

じゃなくて、

名前で呼んでほしいな

という思いが

沸き上がるのでした。

冬休みが終わって新学期。

友達に名前のことを

相談すると、

こっちから先に

名前で呼んだら、

相手も自然と

呼んでくれたといいます。

友人の話に納得しつつも、

いざ自分で試そうとすると、

恥ずかしくて

「衛人くん」

とは言えません。

それでも一生懸命、

言葉にしようと

「え」

「えい、えい」

と古閑くんの前で言っていると、

その考えはすっかり

彼に読まれてしまいます。

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笑顔で

「『えい』次は?」

なんて言われてしまいました。

新奈ちゃんは話題をそらそうと、

「茶々」

という名前で

飼うことに決めた

コゲじゃない猫ちゃんの

飼育方法を

速水さんに聞きに行く

ことを提案。

二人は電車に乗って

速水さんの家に

向かうことにします。

電車の中、

並んで座っていると、

古閑くんが新奈ちゃんの

肩にもたれかかってきて

ビックリ。

ふと見ると古閑くん、

寝てしまっているようです。

このままずっと

こうしていたいと

幸せを感じる新奈ちゃん。

すると、

降りる駅に到着、

古閑くんを起こそうとする

彼女でしたが、

彼がなかなか起きてくれず、

電車のドアが閉まってしまいました。

どうしようと

思っていると

古閑くんが目を開き、

新奈ちゃんを見ます。

本当はずっと起きていて、

自分より先に

名前で新奈ちゃんのこと

呼んだ速水さんのところに、

連れていきたく

なくなったことを告白。

少しとむくれ顔で

言う古閑くんに

新奈ちゃんは、

今だったら言えると

名前で呼んでほしいと

思っていたことを伝えます。

彼から答えを聞く前に、

速水さんから

電話がかかってきました。

とにかく電車から降りて、

古閑くんは

速水さんと話をすると、

速水さんは

新奈ちゃんの苗字が

「にいな」

だと勘違いしていたことが発覚。

つまり、

速水さんは苗字で

新奈ちゃんを呼んでいる

つもりだったのです。

それを聞いて、

ちょっと安心した古閑くんは

「新奈」

と名前で呼ぶことに。

彼に名前を呼ばれるたびに、

胸がいっぱいになる

新奈ちゃんでした。

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