ココロ・ボタン 第5巻21話 ネタバレ 無料試し読み

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【古閑くんの友達21話】

来る古閑くんの誕生日、

11月30日のために、

彼へのプレゼント選びに

余念がない、新奈ちゃんです。

すると、

本屋さんで、有名な作家

速水学(はなみまなぶ)さんがきており、

古閑くんにサイン本を

プレゼントしたら喜ぶかなと、

サインをもらおうとしたところ、

新奈ちゃんが速水さんに

手渡したのは、

速水さんの本ではないものでした。

新奈ちゃん痛恨のミスです。

速水さんは本を受け取ると、

本に「死」の文字を書き入れ、

新奈ちゃんに返します。

その文字にショックを受けていると、

彼の口から

「頭ゆるそうなネズミだな」

との言葉が漏れます。

どういう意味か分からず、

古閑くんこの事を話すと、

実は古閑くんと速水さんは親友で、

「この前撮った文化祭の

写真を見せたからだね」

とのことでした。

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改めて、

速水さんに新奈ちゃんのこと、

彼女として紹介したいと、

二人は彼の家の前へ。

本屋さんで失礼なことを

してしまったと、

手土産のワッフルを持って、

速水さんの帰りを待ちます。

「そこまでしなくてもいいんじゃない」

という古閑くんに、

「ワッフルよりドーナツの方が良かったかな」

と心配顔の新奈ちゃん。

すると後ろから、

「どっちも好きじゃない」

という言葉とともに、

速水さんのご帰宅です。

激しく恐縮する新奈ちゃんに、

知らない人を家に上げたくないと

黒いオーラを放ちながら速水さん。

彼のオーラに申し訳なくなって、

その場を走って

立ち去る新奈ちゃんでした。

新奈ちゃんが走っていってしまい、

それを追う古閑くん。

速水さんと、

どうコミュニケーション

取ればいいか

わからない彼女に対し、

古閑くんは、

小説家としての顔の彼とは別に、

友人として自慢の人のようです。

古閑くんがそこまで言うのなら、

彼のことがちゃんと分かれば、

仲良くできるかもしれないなと

希望を持つ新奈ちゃんでした。

ある日、

書店で速水さんが

立読みしているのを見かけ、

勇気を出して声をかけると、

すごい勢いで無視し、

そのままどこかに

行ってしまいそうになりますが、

「古閑くんの誕生日プレゼント、

何買ったらいいと思う?」

という言葉に彼の足が止まります。

向かったのは

可愛らしい雰囲気のお店。

ふんわりもっこりした

ものが好きだから、

と断言する速水さん。

その言葉に背中を押され、

新奈ちゃんはぬいぐるみを

購入しました。

後日、古閑くんの家に

遊びに行った速水さんの目には、

あの時新奈ちゃんが買った

ぬいぐるみが、

しっかりと飾られているのが

うつりました。

「オレってぬいぐるみ好きなんだ。

知らなかったな」

と笑顔で語る古閑くん。

「俺には、なんであれがいいのか

分からないな」

という速水さんに、

「わかったら好きになる

かも知れないから、

わからなくていいよ」

と言う古閑くん。

最後まではてなマークの

速水さんでした。

古閑くんと速水さん、

全くタイプの違う

感じなのにどうやって

友人になったのでしょうね。

気になる馴れ初めは

また次回のようです。

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